豊中の未来と
子どもを守る
坂口ゆうたの理念
活動報告
2022.12.29
全国青年弁論大会に出場しました
全国青年弁論大会への出場を終えて
11月20日(日)に、仙台市の太白区文化センターで開催された第67回文部科学大臣杯全国青年弁論大会に出場しました。
この大会は、昭和31年に岸和田市で第1回大会が開催されて以降、全国各地で多くの弁士を集めてこれまで開催が続けられてきており、日本全国に自らの主張、考えを発信する貴重な場となっています。
そうした歴史ある大会に出場する機会をいただけたこと、そして大会の開催、運営に際しての多くの方の尽力に感謝申し上げます。
私は「『郷土』への道標」と題して、昨今盛んに叫ばれている郷土教育、そのあり方について弁論を行いました。
結果は入賞にあと1歩届かず7位となりましたが、全国から集まった多くの弁士と意見を交わせたこと、また幅広いテーマにわたる個性豊かな演説を聴けたことは非常に有意義でした。
いま、「郷土」とはどこにあるのか
今大会で私が主題とした郷土教育のあり方。それは「郷土」という言葉が向く先のギャップへの対応です。
かつて「郷土」とは「生まれ育って、現在も住んでいる場所」と同義でした。土地の歴史と文化が自分の記憶、習慣と深く結びつき、またそれが地域全体で共有されている。それがかつての郷土と個人の結びつきでした。
しかし、都市への人口集中、都市間の人口流動の活発化によって、この結びつきは大きく退潮しました。
豊中市では毎年2万人の転入者、同じく2万人の転出者がおり、これは市全体の人口およそ40万人の5%が毎年入れ替わっているという計算になります。
その結果、豊中で生まれ、豊中でずっと育ってきた子どももいれば、他の町で生まれ、最近豊中に越してきた子どもも多くいるという状況になっています。「郷土」という言葉が豊中のみを指すのか、その他の町を指すのか、そしてそれぞれの濃度はどの程度か、個々人における「郷土」の意味合いがてんでバラバラになっているのです。
おりしも、今年11月には郷土資料館が庄内に開館し、豊中での郷土教育に注目が集まっています。郷土資料館における展示自体は、豊中の歴史、文化を学ぶに必要な資料がそろった素晴らしいものだと思います。
しかし、前述のように「郷土」という言葉がギャップを含む今、資料をみんなで見学するといった画一的な学習だけでは、郷土教育を通して自分のルーツを知り、アイデンティティを確立するという本来得るべき成果を得られません。
自らの「郷土」を自ら探し、調べ、学習する。そのための方法こそ、現在の郷土教育において最も重要視されるべき内容です。家族に聞くのか、自分で資料をあたるのか、様々な方法が考えられますが、子どもたち一人一人が主体的に学習し、それぞれの「郷土」についての学びを得られるよう、私自身も活動を継続していきます。
全国青年弁論大会に出場しました
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