豊中の未来と
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坂口ゆうたの理念
活動報告
2024.10.26
盛岡市・秋田市への視察へ
会派に所属する議員で視察へ
10月9日から11日にかけて、岩手県盛岡市・秋田県秋田市へ視察に行ってまいりました。
本稿では、視察の内容と豊中市への展開について報告します。
視察の内容について
視察では、各地での主権者教育に関する取り組み・地域に開かれた学校づくり・新しい図書館の姿など様々なテーマについて他の自治体の取り組みを学ぶことができました。
視察 ①
全国市議会議長会研究フォーラムへの参加
講師:井柳美紀 静岡大学教授 ほか多数
内容:主権者教育の意義・各議会での取り組み/課題 など
視察②
秋田県五城目町 五城目小学校での地域に開かれた学校づくり「超える学校」
講師:五城目町教育委員会・五城目小学校 ご担当者様
内容:ICT関連産業の誘致及び雇用の創出について
視察③
秋田県秋田市 国際教養大学中嶋記念図書館の見学
内容:「地の拠点」たる図書館づくりについて
地域と共に育っていく学校を目指して
宮崎市と秋田市の北25kmに位置し、人口減少の進展が問題となっていた五城目町では、7校あった小学校を町で1校に統合・移転し、新しい五城目小学校として令和3年に開校させました。
統合を機に新築した校舎の建設にあたっては、「スクールトーク」という地域との対話を主とする取り組みによって、地域と調和する、開かれた学校を目指しています。
具体的に地域の声が反映された例として、下記を紹介されました。
・地域のシンボルであるお城が学校から見えるように、窓の開口方向を工夫する
・本の配置など、地域の人も利用しやすい図書室の設計とする
・広域体育館、野球場、地区センターといった施設と隣接し、学校との間の壁をなくすことで、学校施設との相互利用を容易にする
また他にも、新しい考え方に基づく校舎の設計や、学校での取り組みが印象的でした。
・大学の教室を彷彿させる階段状の教室「階段教室」を設け、生徒が自らの学びについて発表する機会を多く作る
・教室と廊下を隔てる壁を作らず、教室どうしや教室とその他のエリアを行き来しやすいオープンな学びの場とする
・地域の歴史や文化、あるいは生徒の作品などを多く校内に展示し、学びや気づきの機会を増やす
・全国各地から来た児童が一定期間五城目小学校で学ぶ取り組み「教育留学」を実施し、1クラスの学年もある少人数での学習環境、人間関係に刺激を与えるとともに、他の地域の児童との交流を行う
・近隣にある国際教養大学と連携した授業を実施する
こうした型にはまらない取り組みを総称して「超える学校」と銘打ち、「学校という枠を超える」「既存の教育概念を超える」「学校と地域の間にある壁を超える」ことを目指しています。
公立小学校でここまでの先進的な取り組みを多く行っている学校は珍しく、非常に驚きましたが、その背景には新興の教育コンサルティング事業者がいたことは見逃せません。
良いパートナーを見つけられたと思います。
民間の力を導入することで、これまで思いもしなかったような取り組みが公教育でも実現できると改めて感じました。
豊中市では、昨年春に市内初となる義務教育学校、庄内さくら学園が開校したことを皮切りに、令和8年春には同じく義務教育学校となる庄内よつば学園が開校します。
また今後第十二中校区、十八中校区でも義務教育学校の開校の検討が進められる予定となっています。
ただ単に地域の学校の統廃合を進めるのではなく、新たな学びの機会、地域との交流の機会を創出するような地域と共に育っていく学校を用意することがこれからの教育行政の責務であると考えています。
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