豊中の未来と
子どもを守る
坂口ゆうたの理念
活動報告
2023.10.06
全国若手議員の会の研修に参加・豊中での開催
大阪府での研修に参加・豊中にて研修を主宰
10月2日・3日に大阪府大阪市、そして豊中市にて開催された、関西若手議員の会・全国若手議員の会の研修に参加しました。今回は関西だけではなく、全国若手議員の会の研修も同時開催となり、日本各地から多くの若手議員の方が来阪し共に研修を受講しました。
また、2日目は豊中市がホストタウンとなり、庄内コラボセンター・庄内さくら学園を中心とした南部地域の取り組みについて研修を主宰しました。
受講した研修について(1日目)
1日目の研修では、自治体による美術館の開設・運営、ゲームを通じた主権者教育のあり方や芸能と地域の関わりに関する内容を学びました。
研修①
講師:大阪市経済戦略局文化部文化課 平野いずみ博物館支援担当課長
内容:中之島美術館の開設までの経緯について
研修②
講師:すなばコーポレーション株式会社 門川良平代表取締役社長
内容:ゲームで体感するこれからの民主主義「デモポリー」ワークショップ
研修③
講師:吉本興業ホールディングス株式会社 泉正隆代表取締役副社長
内容:笑いと健康・エンターテインメントとまちづくりについて
政治の「取っつきにくさ」を減らしていく
研修②「デモポリー」ワークショップでは、すなばコーポレーション株式会社が開発中の「Demopolly(デモポリー)」と銘打ったボードゲームを体感し、主権者教育の可能性について意見交換を行いました。
投票率の低下、特に若年層の投票率が低いことについて、主権者教育の重要性が指摘されています。これまで小学校・中学校・高校で行われてきた政治や選挙に関する教育とは、あくまでシステムに着目した内容が主となっていました。すなわち、どのような議会が我が国には存在し、どのように議員が選ばれているのかという内容です。
しかし、18歳となり実際に選挙権を得たあと投票を行う際には世の中にはどういう政党があって、どのような政策、ビジョンを持っているのか。政治が世の中にどのような影響を及ぼしていくのか。そうした政治のリアル、実践に関する知識や考え方が必要となってきます。
こうした内容に関する教育は諸外国では一般的ですが、日本においてはまだまだ途上にあります。政党や議会の出前講座や、模擬投票など様々な取り組みが手探りで行われている状態です。今回の研修で取りあげられた「デモポリー」は、ボードゲーム形式で取り組みやすく、これまでの主権者教育で課題の一つであった取っつきにくさ、敷居の高さがうまく取り払われていると感じました。
「デモポリー」のルールは、モノポリーを基本とした循環型のすごろくです。参加メンバーがサイコロを振り、マス目の指示によって資産が増減することとなります。参加メンバーは最初に引いたカードによって色々な役割でプレイし、例えばお年寄りであれば年金が主な収入となる、子どもがいる場合は生活費としての支出が多くなるなど実社会の様相を踏まえた設定が印象的でした。
そして最大の特徴は、途中ゲームマスターの指示によって「総選挙」が行われることです。参加メンバーは子育て支援の充実、所得再分配など様々な政策を掲げる政党のマニフェストや政見放送を見て投票を行います。その結果、選ばれた政党の政策によってゲームのルールが変わり、資産の増減にも影響が出る仕組みとなっています。
自分たちが選んだ政党の政策によって、良い結果も悪い結果も出現する。そうした政治のリアルを体感できる新しい試みだと感じました。
現在クラウドファンディングにも挑戦されているので、興味のある方は是非こちらから参照ください。
全国から豊中市の事例を学びに、庄内コラボセンターへ
2日目の研修では、豊中市がホストタウンとなり全国から来られた若手議員の会メンバーを受け入れ、庄内コラボセンターにて研修を開催しました。私も司会として研修の進行を担当し、他の役員の方、豊中市の議員の方、職員の方と協力しながら無事、研修を終えることができました。
研修④
講師:庄内コラボセンター 橋本慶センター長
内容:既存施設再編で地域活性化「市南部地域の取り組み」について
研修⑤
講師:庄内さくら学園 江原達也校長先生
内容:小中一貫校(義務教育学校)について
研修では庄内コラボセンターの橋本センター長及び庄内さくら学園の江原校長先生より市の概要、南部地域での取り組みについてご説明をいただきました。
豊中市の南部地域(名神高速道路以南)では、ピーク時には11万人あった人口が5万7千人に減少し、市内の他地域と比べて経済状況も低い水準にとどまるなど、厳しい状況が続いてきました。そうした中で公共施設の刷新・最適化そして学校の規模の最適化などを目的として庄内コラボセンター・庄内さくら学園の建設が行われました。
庄内コラボセンターは出張所や図書館、子育て支援センターなど旧来はバラバラに立地していた公共施設を一か所に集約するとともに、貸室や料理室、コミュニティスペースを併設することで地域活動の拠点としての活用も意図されています。
庄内さくら学園は南部地域の6小学校・3中学校を2校の義務教育学校に再編する取り組みの1校目として、本年4月に開校しました。義務教育学校として、9年間切れ目のない指導を行うだけでなく、学校行事や生徒会活動などを通した学年間の交流も活発に行われており、市内の小中一貫教育のモデルとなることが期待されています。
庄内コラボセンター及び庄内さくら学園は旧庄内小学校及び旧第六中学校の跡地に隣接して建設されています。研修の中では、さくら学園の生徒が放課後に庄内コラボセンターで宿題をしたり、両施設の間のスペースで地域のお祭りを開催したりと相乗効果が見られることを説明されていました。
私自身、同じ豊中市内に住んでいますが現場の第一線で活動されている方のお話を伺い、施設の活用状況や生徒の様子など新しい発見がありました。
全国から集まった若手議員の方からも、自分の地域の実情に絡めた質問、施設の運営や地域活動に関する質問などが盛んに挙がり、熱気のこもった研修となりました。
市議会議員として活動する以上、普段の活動フィールドは市内がメインとなります。そのため、市外に出て他地域の議員と意見を交わす、また様々な分野で活躍されている方のお話を聞く、その事例を実際に見てみるといった機会は貴重です。今後も研修や視察といった機会を通して好例を豊中に持ち帰り、街の発展に活かせるよう努めてまいります。
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