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活動報告
2024.06.22
6月定例会のご報告(一般質問)
6月定例会における一般質問のご報告
5月23日から6月19日の間、28日間の日程で6月定例会が開催されました。
本項では、6月定例会での一般質問の内容についてご報告いたします。
一般質問とは?
一般質問とは本会議の場にて議員が市政全般にわたって質疑・提言を行う機会です。
豊中市議会においては、議員ひとりあたりの発言時間が10分間と決まっており、限られた時間でどれだけ建設的な議論ができるかが腕の見せ所です。
一般質問での質疑・要望
1.刑法犯罪の減少傾向反転と防犯強化
1つ目のテーマとして、犯罪と防犯を取り上げました。
豊中市内の犯罪発生件数は、2021年まで一貫して減少傾向にありましたが、その後、2022年、2023年と増加に転じています。
速報値では2024年1月~4月も前年を上回るペースで推移しています。
この傾向を市としてどう捉えているのか、また防犯を強化していく必要があるのではないかとの思いから、①犯罪発生傾向の分析の実施、②ターゲットを絞った防犯の強化を提言の核として市当局に対して質疑を行いました。
主な質疑・要望を下記に記載します。
質問:市内の犯罪発生傾向が増加に転じていることについて、市はどう捉えているのか。
答弁:犯罪の増加傾向の要因は、コロナ禍が明け、人々の行動が活発になったことが背景にあると考える。今後の動向について、さらに注視して行く必要があり、引き続き、警察や関係団体等と連携を強化し、防犯対策を講じていく。
要望:コロナ禍からの社会活動再開は一つの要因として考えられるが、発生件数の水準を考えると既存の対策での犯罪抑制効果による減少の限界を迎えているとも考えられる。
今までの対策を今までどおり続けるのではなく、発生傾向を分析して新しいアプローチにも取り組んでもらいたい。
詐欺は過去最多水準、暴行や窃盗もコロナ禍以前の水準の発生件数となっている。犯罪類型ごとの対策にも力を入れてもらいたい。
一般質問での質疑・要望
2.紙おむつの資源循環・水平リサイクル
2つ目のテーマとして、紙おむつの水平リサイクルの取り組みを取り上げました。
水平リサイクルとは、ペットボトルを原料として再びペットボトルを作るといったように、同じものから同じものへのリサイクルを指します。
資源循環型社会の実現のための手段として、近年重要視されています。
紙おむつについても、水平リサイクルの研究が進み、一部の自治体では企業と協力して使用済み紙おむつの回収、再製品化を行っています。
本定例会では、豊中市でも同様のチャレンジができないか質疑を行いました。
主な質疑・要望を下記に記載します。
質問:本市での使用済み紙おむつの水平リサイクルは可能か。また課題は。
答弁:先進事例を参考に実施の可能性を調査・研究する。課題は回収から再製品化までのリサイクルルートの確立と、他の可燃ごみとの分別による回収方法、コストなど。
要望:豊中市ではようやく保育園等での使用済みおむつの集約処分も始まり、効率的に使用済み紙おむつを回収できる条件は整ってきている。
課題を研究の上、前向きに進めてもらいたい。
一般質問での質疑・要望
3.市の象徴 バラ・キンモクセイと憩いの空間の整備
3つ目のテーマとして、市の花・バラと市の木・キンモクセイの活用を取り上げました。
豊中市は市の花をバラ、市の木をキンモクセイと定めています。
市内にはバラ園が4か所ありますが、いずれも小規模でかつ、バラが市の花であることの掲示もなく、十分な活用ができていない状況です。
以上を踏まえ、①市内の公園などの積極的な活用、②市民を巻き込んだ緑化運動の推進を提言の核として市当局に対して質疑を行いました。
主な質疑・要望を下記に記載します。
質問:今後どのように市の花と市の木の浸透・活用を図っていくのか。
答弁:市内4か所のバラ園については、公園の魅力と相乗効果を出せるよう努めていく。
市のホームページ、SNSでは、バラが市の花となった経緯や各バラ園の様子をPRしている。
要望:市民がバラやキンモクセイを楽しむだけではなく、自ら緑化運動に参加し緑を増やしていくプレイヤーになれるような取り組みを今後期待する。
一般質問での質疑・要望
4.大阪・関西万博と豊中市との関わり・影響
4つ目のテーマとして、大阪・関西万博と豊中市との関わり・影響を取り上げました。
大阪・関西万博では、国内外から大阪に注目を集めることができる可能性を秘める一方で、学校行事としての万博への訪問にかかる負担や会場方面へ向かう交通混雑といった影響が豊中市においても懸念されます。
以上を踏まえ、①学校単位での万博にかかる負担の低減、②万博期間中の豊中市内の道路混雑の緩和を提言の核として市当局に対して質疑を行いました。
主な質疑・要望を下記に記載します。
質問:学校単位での万博訪問にあたっては、例年のカリキュラムの組み換えや下見、訪問計画の策定などが学校の先生の負担となることが想定される。教育委員会としてどのように負担軽減に取り組む考えか。
答弁:学校に過度な負担をかけないよう、不安や疑問点については必要に応じて府教育庁に対し問い合わせや要望などを行い、市教育委員会としても学校からの求めに応じて支援を行っていく。
要望:下見や計画づくりなど、教育委員会で集約的に行うことができる準備などについては、巻き取ってもらって学校・先生の負担を減らせるよう努めてもらいたい。
質問:万博開催期間中には、会場方面へ向かう交通がこの通常の交通に加わり、市内の道路の混雑が激しくなる可能性が考えられるが、市の見解は。
答弁:博覧会協会等で、アクションプランなどに基づき、混雑や渋滞等に向けた対策が取られている。 市としては、こうした取組みにより、混雑や渋滞等が一定緩和されると考えている。
要望:2005年の愛知万博が開催時には、周辺自治体においても独自に道路混雑緩和のための取り組みが取られていた。豊中市でも一定の混雑が想定されるため、市民生活への影響を最小限に抑える取り組みを考えていく必要がある。
本稿では一般質問の概要と、本会議にて使用した資料を掲示しています。詳細な内容については市議会ホームページより議事録をご覧いただくか、私に直接お問い合わせください。
その他の本会議での審議・結果
そのほか、6月定例会においては補正予算・条例案の審議などが行われました。詳細な結果及び議論の内容については、市議会のHPをご参照ください。(なお、本会議の議事録はHP上での公開に数か月を要します)
当選後初めての議会であった昨年の6月議会から一年がめぐり、気を新たに臨んでおります。
これまで主張・要望してきた内容が実行に移されているかという観点でも、今後確認を行い、市政を確実動かしていくために力を発揮してまいります。
今後とも活動へのご支援とご指導をどうぞよろしくお願いいたします。
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