豊中の未来と
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活動報告

2023.08.22

関西若手議員の会の研修に参加

奈良県での研修に参加

8月17日・18日に奈良県橿原市・宇陀市にて開催された、関西若手議員の会の研修に参加しました。
関西若手議員の会は、関西の若手地方議員(25歳~45歳)で構成される団体であり、議員間の情報交換及び施策研究、それらの実践を目的としています。
両日とも、開催地奈良県の各市町で実施されている事業について講師のお話を伺うとともに、質疑応答などを通して意見交換を行いました。

受講した研修について

研修では、町内での仕事のシェアリングや児童虐待防止の取組、地域に密着した分散型ホテルなど様々な事業の内容や考え方を学ぶことができました。

研修①
講師:一般社団法人高取町しごとコンビニ ご担当者様
内容:高取町しごとコンビニ事業について

研修②
講師:NPO法人子育て研究所tocotoco 辻川朱利代表
内容:児童虐待を防ぐために私たちができること

研修③
講師:(株)御所まちづくり ご担当者様
内容:GOSE SENTO HOTELプロジェクトについて

研修④
講師:宇陀市役所 ご担当者様
内容:地域おこし協力隊を活用した地域活性化

研修⑤
講師:NPO法人宇陀カエデの里づくり ご担当者様
内容:廃校になった小学校を活用した地域の取り組み

親子一体の見守りで児童虐待を減らすために

研修②児童虐待に関するセッションでは、NPO法人子育て研究所tocotocoの辻川朱利代表より児童虐待の実態及び虐待防止の取り組みについてお話を伺いました。
全国の児童相談件数への相談件数は、平成23年には約6万件でしたが令和3年度には約20万7千件へと増加しています。
また、令和元年度には78名の子どもが児童虐待により死亡しており、その中で最も多い年齢は0歳児、それも生後すぐの子どもだそうです。
妊娠・出産したものの様々な事情により育てられる環境になく、出産直後に子どもを手にかけてしまうケースが目立つとのことでした。
私自身0歳児の子どもを育てる父親として、とても身につまされる思いです。

虐待が疑われる相談の裏には、親自身が様々な要因で苦しんでいるケースも多くあります。
生活の乱れや発達障害など、親が何か困っていることがないかということにまずアンテナを向けているとの言葉が非常に印象的でした。
tocotocoでは、コミュニティスペースの運用やインスタライブを活用した相談会を通して、困りごとを抱えている親への居場所の提供、親同士の交流の場の提供を行っています。
また辻川代表は以前児童相談所へ勤務しており、行政とも円滑に連携できているとのことです。
民間主体の組織が行政との接点を持ち、親子を見守る体制が整っていることが非常に素晴らしいと感じました。

豊中市では、令和7年度に児童相談所の開設を予定しています。
児童福祉司などの人材確保、体制の調整などが順次進められていますが、それと同時に民間との連携についてもより力を入れていく必要があると感じています。
児童相談所を中心に、学校・医療機関・NPO法人・地域といったステークホルダが相互に情報共有・連携を行い、親子合わせて見守りを行っていくことで悲しい虐待事件を一件でも減らすことができるよう、議会でも訴えてまいります。

役員として活動へ

その後、関西若手議員の会の令和5年~6年の役員(事務局補佐)としてあいさつをいたしました。
10月には全国若手議員の会の研修として、大阪・豊中での開催が予定されており、他の役員の方・メンバーの方と協力しながら全国から来られる若手議員の方にとって有意義なものとなるよう尽力してまいります。

関西若手議員の会の研修に参加

関西若手議員の会の研修に参加

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