保育・幼児教育の第一線で働く方々からご意見を伺いました

7月19日（水）に文化芸術センターにて開催された、豊中こども財団主催の幼児教育・乳幼児保育懇談会に出席しました。
子どもがまんなか社会・幼児教育等の諸課題に係る講話を伺うとともに、現在幼稚園・保育園・こども園の現場で働いている方々と意見交換を行いました。

人手不足に対する抜本的な対策を早急に進める必要があります

意見交換の中で、保育の現場における人手不足の実情と対応について質問したところ、先生方からは朝・夕方が特に人手がおらず、またやりくりに四苦八苦しているというご意見や、職員自身が子育てをしており、産休や育休・子どもの急病などで現場を離れざるを得ず、十分な体制が取れないといったご意見をいただきました。
保育ニーズの高まりの一方で、その担い手の確保を同時に進めていかなければ、早晩幼児保育自体が成り立たたなくなってしまうと危機感を抱いています。
保育施設で働く方の待遇改善を市としても助成や他の施設の事例共有といった形で進めるとともに、そもそもの職員数の確保のため、保育士・幼稚園教諭の資格を持ちながらも現在その職についていない方（家庭におられる方、別の仕事をされている方など）へアプローチを行い、絶対数を確保していくための仕組みづくりが必要です。
また、急な人手不足（病休や忌引など）に対応するため、公立・私立問わず人材をプールし、融通しあえる体制を整えていくことが必要です。