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活動報告

2024.01.19

文教常任委員会の視察へ

文教常任委員会に所属する議員で視察へ

令和5年11月13日から14日にかけて、文教常任委員会に所属する議員で神奈川県横須賀市・埼玉県戸田市に視察に行ってまいりました。
本稿では、視察の内容と本市での政策展開への示唆について報告いたします。

横須賀市での視察の様子

視察の内容について

視察では、児童相談所の運営上の課題や他の自治体での不登校支援に係る取り組みを学ぶことができました。

視察 ①
神奈川県横須賀市 児童相談所及び関連施設の視察

内容:児童相談所の施設見学及び開設の経緯や運営上の課題に関する意見交換 など

視察②
埼玉県戸田市 戸田型オルタナティブプラン(不登校対策に係る取り組み)の視察
内容:不登校支援に係るステークホルダ間の連携、ICT技術を活用した取り組み など

将来を見据えた児童相談所・関連施設の設計・運営が必要

横須賀市では児童相談所と関連施設の視察を行いました。

横須賀市では平成18年に児童相談所を設置し、早期から児童相談所の運営を行ってきました。
その後、平成20年には児童福祉行政に関係する部署を集約したはぐくみかんをオープンのうえ、児童相談所はその中枢機能として位置付けるなど、児童相談所とその他の行政部門との連携も進んでおり、今回の視察ではそうしたノウハウや現状の課題などを把握し、令和7年度に開設予定となっている豊中市の児童相談所の運営に活かすことを目的としています。
視察の中では、児童相談所とその他の児童福祉行政部局が連携することで、子どものことのみならず、背後にある家庭環境や周囲の人間関係まで含めてケアできる体制にあること、また児童相談所における保護児童数は当初想定より増加傾向にあり、施設容量の拡充や人員の確保が課題となっていることがわかりました。

豊中市では、岡上の町のすこやかプラザに児童相談所が開設される予定です。
横須賀市と同様、他の行政部門との連携によって全周的な支援を実現するとともに、ゆとりある施設設計、体制整備を行い将来にわたって安定的な運営ができるよう、また何より支援が必要な子どもたちが安心して過ごせる空間を十分に確保できるよう、令和7年度末の開設までに取り組んでいく必要があると考えています。

多様な選択肢を用意し、すべての子どもたちのための居場所づくりを

戸田市では教育改革と不登校支援の視察を行いました。

戸田市ではかつて非行や不登校の増加、学力・体力の低下といった問題が山積みとなっていました。
そうした状況で赴任してきた教育長が先頭に立ち、ICTやデータの積極活用、学校独自の取り組みの横展開、学校現場における働き方改革を推進し、学力は県内トップクラスへ、非行も減少へ向かうといった成果を上げています。
とりわけ、不登校支援に力を入れており、校内復帰を大前提とするのではなく、多様な選択肢を用意することで社会的自立を図っていく、ただし学校に戻れるのであれば戻れる環境を整えるといった姿勢で取り組んでいます。

豊中市を含めて、現在不登校支援に係る潮流として必ずしも学校に戻らなくともよい、とする動きが広がっています。
しかし一方で、教育の中心には学校がある以上、理想的には学校が児童生徒全員にとって過ごしやすい場となり、一度不登校になっても本人の意思次第で段階的に学校に戻ることができる環境が望ましいと考えます。
戸田市では、こうした中間的な居場所の充実に力を入れており、校内に設けた個別の学習スペース「ぱれっとルーム」や、教育支援センターでの居場所作り、オンラインでの教育支援など様々な選択肢を用意しています。
その結果として、家にずっといた子どもたちが徐々にこうした居場所に通い始め、学習習慣や周囲との交流を取り戻すといった事例が出てきています。
豊中市でも既存の学校か、家か、支援センターかといった枠組みにとらわれず、様々な選択肢を作りひとりひとりに応じた居場所作りを進めていくべきだと考えています。

文教常任委員会の視察へ

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